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あくあasえもと

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私的一考察

175.jpg

A5 P60 600円 20100321発行
生徒会長×コンピ研部長 R18
表紙線画:あくあ
表紙デザイン・彩色:ゼロコさま
冬に諦めたクリスマスネタの焼き直し(というかエロシーン追加)と
女装メイドな部長にひたすらいたずらする話の短編二本構成
やんわりコンピ研部員→部長風味なので苦手な人はご注意ください

サンプル(微エロ注意)




「な、何を……」
 怒りと羞恥でわなわなと震える身体を、服の上からゆっくりとなぞっていった。ゴテゴテと飾りのついた衣服は、構造だけをとってみればいたってシンプルだ。普通の服とさほど変わりない。さすがに剥くつもりはないが、脱がせるのは楽そうだな、などとこいつにとっては絶対に避けたいだろう考えがちらりと頭を掠めた。
「──ッ」
 スカートと白い靴下の合間、僅かに除く素肌に指を這わせる。そのまま曲線に沿って腿の内側へと手の平を滑らせれば、びくっと身体が揺れた。
「や、やめ……ひっ」
 柔らかな皮膚を軽く引っ掻くようにして爪を立てると、慌てたように足が閉じられる。それ以上の侵入を拒もうと、あくまで拒否を貫こうとする態度に昏い笑みが知らず知らずのうちに浮かんでいった。
「ちょ、本当にやめろってば!」
 焦った様子で何とか後ろの戒めを外そうと身を捩らせる度に、ふわふわとスカートの裾が際どく揺れる。視覚的に前から見ると結構すごい事になっていそうだが、その自覚はこいつには毛頭ないらしい。
 ──まあ、思っていたより楽しめそうか。
 その事実に突き動かされるようにして、ぴったり閉じられた下肢の間を指先だけでまさぐっていた手を、身体の線に沿わせる形で胸元へと引き上げる。
「……え?」
 必死で足の合間に入り込もうとしていた手に抵抗していたそいつは、突然俺が引いたように見えることで少しだけ混乱したようだった。その隙をつく形で胸を手の平でゆっくりと撫で上げると、ひくりと肩が揺れる。
「え? ちょっと、」
 薄手のブラウスに連なるタック越しに、存在を主張してはいない突起を探り当て、爪の先で軽く引っ掛けた。途端にひくりと喉が鳴る。息を飲む姿がやけに艶めいて見えるのは、いつもと違う格好だからなのか、それとも人前だからなのか。
「──んっ」
 カリカリと爪で弾くように刺激を与えれば、いつもならすぐに上がるはずの甘い声を必死で噛み殺している。明らかに我慢していることは触れた部分から如実に感じ取れた。反応しそうになる身体を、どうにか自制しながらもひくひくとあえかに震える様に背筋の奥がざわめきかける。
 荒げそうになった息を深く吸い、呼吸を落ち着けて、奴は静かに告げた。
「……冗談にしても性質が悪いよ。離してくれ」
 結構頑張るな。
 指の腹にはすっかり硬度を増した尖りを覚えているから、感じてきているのは確かだろう。それでも傍から見ると、胸をまさぐられて本気で嫌がっているだけとしか見えなさそうだ。
 もちろん感じている顔を他の男の前で晒すような真似は許し難いが、こうやって意図して触れていても冷静さを保っていると、それはそれでむかついてくる。

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