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かるみあ

ほなみんお誕生日おめでとう

キョン→ハルをベースに
仲良し男子三人組谷口空気





 昼下がりのことである。
 昼食を食べ終えた俺たちは、いつも通りくだらない話に興じていた。
「お前、本当に長門とは何でもないのか?」
「ああ」
「まさか朝比奈さんと付き合ってるってことは……」
「ないない」
「じゃあやっぱり涼宮か」
「それは有り得ん」
 きっぱり告げると、谷口はにやにやと嬉しそうな笑みを浮かべた。
「そうか! いやー、てっきりお前はあの中の誰かと付き合ってるとばかり思ってたが……そうかそうか!!」
 最早喜色満面といってもいいような表情にうんざりしてくる。本当にこいつはわかりやすい奴だよな。
「ほっとけ。だいたい誰が誰と付き合おうがお前には関係ないだろう」
「谷口はそういう話が好きだよね」
 どこかのんびりした口調でくすくす笑いながら国木田が話に加わってくる。
「でも確かに気になるな。みんな可愛いし、目当ての子とかいないの?」
 言っている内容はたいして谷口と変わらないのだが、がつがつしてない雰囲気のせいか、それほど下卑た印象は受けない。
「僕さあ、キョンは涼宮さんが本命だと踏んでるんだけど、どうかな?」
 さらりと告げられたセリフに不意を突かれた。
「涼宮あ? あいつ顔はSランクだけど性格がなあ。やっぱり俺はあの中だったら朝比奈さんがいい!」
 一瞬言葉に詰まりかけたところに、谷口の声が重なる。会話は途切れることなく自然に続いていった。
「無駄だと思うけど頑張ってみれば?」
「頑張らんでいい。俺の天使をお前の妄想で汚すな」
 どこかほっとした気分で軽口を叩いているうちに、昼休みがもうすぐ終わることを告げるチャイムが鳴った。
「次、体育だっけ」
「食ったすぐ後って最悪だよなっ」
「ああ、面倒だな」
 だがサボれるわけでもない。
 国木田のところに集まっていた俺たちは、溜息をつきつつ立ち上がり自分の机へ戻ろうとした。そこに、後ろから柔らかな声がかけられる。
「キョン」
「ん、何だ?」
 振り返ると、国木田が優しげな面立ちに、少しだけ意地の悪い笑みを浮かべていた。それは谷口をからかうときに見せる表情と同じもので、少しだけ嫌な予感がする。

「さっきの、当たってるよね?」

 楽しそうに紡がれた言葉に、俺は一瞬にして固まった。それは何よりも雄弁に、それが図星だとあいつに伝えてしまったことだろう。語るに落ちるとはこのことか。
「こんなにわかりやすいキョンってはじめてだな。大丈夫だよ、応援するから」
 楽しげに、本当に楽しげに笑っている幼馴染を前にして、がっくりと肩が落ちる。
 面倒なことになったかもしれない……。
 もうどうにでもしてくれ、と若干やさぐれた気分になりつつ、俺は深い溜息をついたのだった。



カルミア
別名:西洋シャクナゲ、花笠シャクナゲ
 英名:Mountain Laurel、Lambkill
 四月三十日の誕生花
 花言葉は、「さわやかな笑顔」、「野心」、「大きな希望」
 ちっちゃくて可愛くてちょっぴり毒があるお花



ほなみん、お誕生日おめでとう!!
いつまでも笑顔が素敵な女性でいてください

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